電子工作教室第2回 NE555を使った発振回路の製作

5/26に行った電子工作教室第2回、タイマーIC555を使用した発振回路の製作を開催しました。

そもそも、タイマーIC555とは、どういった部品だかご存知でしょうか。

・タイマIC、NE555

 

 

 

LM555 は、発振用のIC で、付属させるコンデンサの値しだいで、数千分の1秒から数10分まで、周期を調節できる部品です。つまり、この555ICを使えば、LEDを点滅させたり、音を鳴らしたりと、万能なのです。

 

・1 まずは安定化電源回路を作る

555の発振回路を作る前に、まずは、安定化電源回路を作ってあげる必要があります。

なぜ、電源回路が必要かというと、通常、素子を使う際には 定格という、部品の性能上かけて良い電圧の限界値が存在します。この定格値の範囲内の電源電圧でないと、過電圧で壊れたり、または供給不足で誤作動を起こす可能性があるからです。

定格値内の電圧を出す乾電池を直接つなげればいいんじゃない??

と思うかもしれませんが、電池が消耗していけば、電源電圧は降下します。すると、電池の減り具合によって、動作状況が変わってしまうわけです。

よって、安定した電源の供給が求められます。

 

・1.1 三端子レギュレターとは

入力された電圧を規定の電圧に下げて出力できる働きをします。入力された電圧と出力される電圧の差は熱として放出され、消費されます。

[ちなみに]

型番として上二桁の数字が78の場合出力電圧が正電圧、79の場合負電圧を示し末尾の数字2桁が出力電圧上二桁と下二桁にのアルファベットが許容出力電流を示し、

一般に なし:1A  M:500mA N:300mA L:100mA となります。

2. 発振回路を作るぞ!

タイマーICの回路はとても簡単です。通常は、トランジスタやコンデンサを大量に使い、信号を発振させますが、このNE555はそういった面倒な回路がすべてワンチップに収まっています。図のように、電源のプラスとマイナス。出力のLED、発振の時定数を決めるコンデンサと抵抗をつなげるだけのシンプルな回路です。

発振周期は以下の式を使い、計算で求めます。

これを組むことで、LEDを点滅させることができるわけです。

・2.2 555の素子について

・ピンの役割

1:GND 電源のマイナス

2:TRIGGER この端子の電圧が電源電圧の1/3より低い電圧になると起動

3:OUTPUT 出力です 停止時はL(0V)、タイマー起動中はH(5V)になる

4:RESET この端子に電圧が入力されると起動中のタイマーは停止し、出力はLになる

5:CONTROLVOLTAGE タイマー時間を電圧で調整できる。 今回は使用しない

6:THRESHOLD この端子の電圧が電源電圧の2/3を超えるとタイマー時間が終了する。

7:DISCHAREGE 時定数用コンデンサに溜まった電荷を放電します

8:+VCC 電源のプラス


[コラム]

ちなみに、555内部の回路はこんな風になっています。

 

[担当講師] 西口、小川

電子工作教室第2回 NE555を使った発振回路の製作” への1件のフィードバック

  1. kurosibahanako 返信する

    最近昨年からですが畑に猪が来て荒らすから電柵を自作しようと思いましてあちこちから知識を貰ってます。

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