ここでは、電子工作工房で毎年行われているAR-cad講座の講義資料を公開しています。
AR-Cadについてざっくりと書いています。
AR-cADの使い方について
[グリッドピッチ調整]
いかなるCADでも、まず最初にグリッドのピッチ調整をしてから、設計に入ります。設計する対象のものの大きさに合わせて、ピッチを設定します。場合によっては、間隔をインチ(inch)に変えることもあるかもしれません。
設計図の方眼紙のメモリを何ミリ間隔にするかを設定します。
右上の赤矢印で差した下三角ボタンをクリックし、「グリッドピッチ調整」を選択すると設定画面が開かれます。
そこで、メイングリッドの人メモリの間隔をX,Y軸それぞれ設定できます。
[用紙サイズ設定]
図面は、印刷する用紙のサイズに合わせて配置します。
そのため、最初の段階で用紙サイズを設定します。
上のツールバーから選択してください。
[線を引く]
ARCAD画面の右側には、たくさんの図形ツールボタンがあります。
例えば、直線を引く場合は、「直線」を選択し、任意の場所に直線の始点をプロットします。
そこからカーソル伸ばせば、直線を引くことができます。
直線の長さが正確に決まっている場合は、F2キーを押すと、右上に長さを入力できるようになります。
指定の長さを入力すると、あとはマウスで視点からの方向を指定するだけで、長さは固定されます。
また、画面左上のツールバーで、線の種類(実線、破線、補助線)を選択できます.
[円を引く]
右側のツールバーから「円」を選択すると、上のタスクバーに、円、半円、円弧(径角)、三点円弧を選択できるようになります。
「円」を選択し、F2を押すと半径を入力できるようになります。
「3点円弧」の場合は、始点と終点をプロットし、最後に通過点をプロットします。
[画層について]
ARCADでは、設計した部品を使い分けるため、数十種類もの画層が用意されています。画面の右下に写真のような画僧ボタンがあります。
例えば、サーボモーターは青、表示板はピンクにして図を設計しました。
すると、この画僧ボタンで、青の南京錠マークを押せば、表示板とサーボが重なっていても、表示板だけ選択できます。つまり、サーボにはロックがかかっているのです。
[選択範囲の移動]
左ツールバーから、移動を選択し、移動したい範囲をかこいます。
上のツールバーにある「選択範囲確定」をおすことで確定されます。
そのあと、移動起点を選択します。つまり、選択範囲のどこをつまんで移動させるかということです。