電子工作講座(実践編)
[ユニバーサル基板のはんだ付け方法]
<1>LEDを光らせよう
LEDに単純に乾電池をつなぐだけでは、適切な点灯はしていません。LEDの適切電圧は色によって様々です。
下記の図にその詳細を示します。
<表1 LEDの適正電圧>
<写真1:適正電圧以下では光らない>
<写真2:かといって、高すぎると燃える>
例えば、赤色の場合は2.1Vです。赤色LEDを乾電池で光らせることを考えましょう。乾電池一個の場合、電圧は1.5Vとなり、LEDが必要としている2.1Vより低くほぼ光りません。かといって、電池を二本つなげると、3.0Vと高くなり、LEDが焼けてしまいます。
<写真3;LEDの電流処理>
<第1図 ;LEDを光らせる回路図>
そこで、3.0Vから、LEDに必要な適正電圧(2.1V)に下げるために、「抵抗器」と呼ばれる部品を使います。抵抗器は、その名の通り、電気を流れづらくする部品です。これを、左の回路図の通りに直列に接続することで電圧を下げています。
この調節は、抵抗器自体が持っている「抵抗値(単位;Ω:オーム)」で決まります。その計算方法は至って簡単で下記の、計算式で求めることが出来ます。
ここで、LEDに流したい電流は、LEDのデーターシートにある「If」のことです。
・Lチカ回路を配線しよう
部品; ユニバーサル基板 1枚 : LED 1個: 抵抗 1個
<第2図:Lチカ回路図>
・まずは、LEDの特性に合わせて、抵抗Rを決定しよう。
LEDの色( )色 流す電流If=( )mA
LEDにかける電圧 Vf=( )V 電圧E= 9 V
抵抗R=( )Ω
ユニバーサル基板に部品を取り付ける
*注記
LEDは足が長いほうがアノード(+)
短いほうがカソード(-)
抵抗に極性(向き)は関係ない
スイッチは、真ん中と両サイドどちらか
バッテリーの赤が+、黒がー
(↑↑あくまで参考資料)
・はんだ付けの4ステップ
[step1]
基板のランド(金属部分)を温める
(4秒程度)
[step2]
十分に温まったら、
はんだを流し込む
[step3]
富士山型の山ができたら
はんだを離す
step4
コテを離し、リードを切る
(はんだ部分はきらないこと)
部品がついたら、スズメッキ線で配線しましょう。(別紙参照)
CdSセンサーナイトライトを作ろう
以下の資料を参考にナイトライトを製作しましょう
[参考資料]
VR= kΩ、
トランジスタのCE間電圧は今回考慮しない
R1( )Ω